【命を守る】川でおぼれないために絶対知っておくべきこと6つ
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夏と言えば、川遊び。
しかし、川には危険がいっぱい!
2024年の水難事故発生者数は、1,753人(うち死者・行方不明者816人)となっています。(データ引用:警察庁生活安全局生活安全企画課「令和6年における水難の概況等」2025年)
川での水難事故から身を守るために、今回は、川でおぼれないために絶対知っておくべき6つのことを紹介します!

目次
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3. オーバーフロー(Overflow)を開く
2.1. eSIMのメリット
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基本情報
使う前にアクティベイトする必要あり
1. 設定を開く
eSIMに対応していない機種もあるため、自分が使用している機種がeSIMに対応しているか確認してから、使用してください。
確認したい方は、こちらを参考にしてください (*他のサイトに移ります) 。
(iPhoneはXR以降が対応するようです。また、購入した国によっても対応機種が異なるようです。)
川でおぼれないための掟 6か条
【其の一】天気予報を確認すべし

川に行く前に確認すべきことが、天気予報!
泳ぎたい場所の天気予報はもちろん、その川の上流地点の天気も調べる必要があります。なぜなら、中流・下流で雨が降っていなくても、上流で雨が降ると、一気に増水する可能性があるからです。
また、前日に雨が降った場合は、絶対に川に近寄らないようにしてください!
僕の経験から言うと、前日が大雨でなければ、上流域は濁ったり、増水したりしていないことが多いですが、川でおぼれたくなければ、前々日、前日、当日が快晴のときに、川で泳ぐことをオススメします。
(あくまでも目安なので、川の色・流れ・速さなどを見て、確認してください。)
【其の二】 川の表面を確認すべし

川に来たら、まず、川全体を見渡します。
ここで確認することは2つ!
① 深さ
まずは、深さの確認をします。上から見て、どこが浅いか、どこが深いかを確認します。
上から見ただけでは、錯覚して、かなり浅く見えることがあるので、水の中にもぐって確認するまでは、参考程度にとどめてください。
② 白波の有無
そして、川の表面に白く泡立っている場所、いわゆる白波(しらなみ)が立っていないかを確認します。
白波が立っている場所は、下に岩があり、流れが不規則である、もしくは、流れが速く波がぶつかり合っている可能性があります。
(白波は、巻き込まれた空気が細かい泡になり、光を乱反射することで白く見えています。)
白波が立っている場所では、岩に打ち付けられたり、脱出できない流れに飲み込まれたりすることがあり、非常に危険です。
白波が立っていれば、絶対に川に入らないようにしてください!
川の表面を確認
深さの確認:どこが浅いか、どこが深いか
Airalo:グローバル eSIMsの Discover+ がデータ・電話・SMSに対応
Nomad:データ通信のみで、電話プランはありません。(2025年6月現在)
【其の三】川の流れを見るべし

3つ目は、「川の流れを見る」こと。
ここで確認すべきことは2つ!
① 流れの速さ
川の表面を見て、流れがどれくらい速いかを確認します。
【其の二】でもあったように、白波の有無を調べ、その場所の流れの速さをチェックします。
浅い場所で石に当たって白波が立っているのか、流れが速くて立っているのかを見極めます。

② バックワォッシュや危険な流れ
川の流れを見る際に、もっとも重要な点が、「バックワォッシュ」や危険な流れの有無を確認することです!
川のバックワォッシュとは、水中で、水がぐるぐると渦を巻いている非常に危険な状態のことです。
(堰堤で起こるバックウォッシュの様子は下の写真1枚目:白い塊のようなものが渦を巻いている)
川のバックワォッシュは、ダムや堰堤(えんてい:河川の水をせき止めるための土木構造物)、滝つぼなどで発生します。(堰堤と滝の写真は下を参照)
堰堤や滝つぼ、流れのはやい岩の近くで発生したバックウォッシュに飲み込まれると、脱出はほぼ不可能となります!
ライフジャケットをつけていても、水の上に出れず、永遠と水の中でぐるぐると回り続け、最終的に溺死します。
考えられる脱出方法は、
- 横に逃げる
- 流れに身をゆだね、川底に流れて上に浮き上がる
の2択しかありません。
これらを選択できるのは、脳が正常に働いているとき、すなわち、パニックになっていないときです。
パニックになり、もがけばもがくほど、浮き上がって来れなくなります。
川で死にたくなければ、バックウォッシュには、絶対に近づかないようにしてください!
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バックウォッシュの恐ろしさ・脱出方法を知りたい方はこちら ↓
川の流れについて、さらに詳しく知りたい方は、B&G「川の事故を防ぎ、安全に遊ぶための5つのポイント」n.d. をご覧ください。(B&Gのサイトに移ります。)
【其の四】流された場合を想定すべし
4つ目は、流された場合を想定すること!
ポイントは2つ。
① 足がつく場所を見つけておく
川に流されたときに、パニックになっておぼれないように、川に入る前に足がつく場所を見つけておきます。
万が一、川に流されたとしても、パニックになり必死にもがいて体力を消耗しておぼれる、という可能性を低くすることができます。
あらかじめ、「ここまで流れたら安全」という場所を知っておくと、川に流されても、「ヤバイ!でも、あそこまで、がんばろ!」という感じで、パニックになりづらくなります。

② 浮いて待て
流された場合に役立つのが、「浮いて待て」!
何もせず仰向きで、ただ川に浮いて流されることで、体力を温存できます。
しかし、川の浮力では、身体の2%ほどしか浮きません。これでは、呼吸をするのに十分な浮力(約10%)を得られません。
川でもきれいに浮ける人は、「浮いて待て」で救助を待つこと。
浮けない人は、背泳ぎのような形で、できるだけ呼吸の確保と体力温存をするべきです。
流されるときは、岩などに頭をぶつけないよう、足を前にして、障害物を避けられるような態勢をとってください。

【其の五】水中から深さを確認すべし

5つ目は、水中から深さを確認すること!
確認する際は、流されないように水位は腰より下、かつ、顔をつけて確認してください。
水中から確認すべきことは3つ!
① 深さ
川の外から見ただけでは、錯覚の影響もあり、正確に深さが分からないため、水中から確認します。
事前に川の外から確認した際に見ていた場所が、本当に浅いのか、深いのかを再確認します。
「思っていたよりも深かった!」ということがよくあるので、必ず水に顔をつけて、確認してください!
確認せずに、いきなり川に入ることは絶対やめてください!
自らおぼれにいっているようなものです・・・
深い場所を確認しておくことで、急に深くなったりしても、パニックにならず、おぼれにくくなります。
② 傾斜の有無
深さを確認したら、傾斜があるかどうかの確認をします。
川の中に入って、2・3歩いくだけで、1mくらい深くなるような場所があります。
そういった場所では、急に深くなったことへの恐怖からパニックになり、おぼれる可能性が高まります。
パニックにならないためには、水中から傾斜の有無、そしてどれくらいの角度になっているか、というのを確認する必要があります!
③ 岩の形や場所
深さと傾斜の有無を確認したら、最後に、岩の形や場所を確認します。
確認することのメリットは2つ!
- 安全に飛び込める
- 泳ぎ疲れたときに、休める
飛び込みをする際には、飛び込む場所の岩の有無や場所、水深を確認し、安全かどうかを確認する必要があります。
水中から確認することで、より正確に岩の形や場所を知ることができます。
そして、岩の場所を知っていることで、泳いでいる最中に疲れたら、岩の上で立ったり座ったりして休むことができます。
岸まで泳ぎ切るためには、休んで体力の回復をすることも大事なので、事前に休める場所を見つけておくといいと思います!

【其の六】泳いで確認すべし

其の一から其の五まで、すべてオッケーであれば、泳いで確認していきます。
ここで、初めて本格的に川で泳ぎます!
主に、傾斜・流れ・水の冷たさの確認をします。
実際に傾斜を歩いてどんな感じか体感し、流れがあるところでも泳いで、どれくらい流れが速いかを体感します。
そして、泳いでいくうちに、水がどれくらい冷たいかというのも感じていきます。
ちなみに、川の上流に行くと、アブが結構います。水にぬれたりすると、すごい寄ってくるので、頑張って戦ってください(笑)

その他に気を付けるべきこと
上の6個のルールを覚えて実行すると、川でおぼれる確率はかなり低くなります。
6個のルール以外で、「川でおぼれないために気をつけるべきこと」4つをこれから紹介します。
ライフジャケットを着用する
おぼれないために重要なことは、もちろん、ライフジャケットをつけること!
今回は、ライフジャケットを持っていない方でも実践できるように、ライフジャケットをつける以外で大切なポイント6個を紹介しましたが、ライフジャケットを着用することも大切です。
特に小さなお子さんや、何も確認せずに川に飛び込みたい方、流れが速いところなどで泳ぐ方は、年齢を問わず、着用するべきです。
ライフジャケットの重要性について詳しく知りたい方は、YAHOO!ニュース「今日からライフジャケットなしの川遊びは怖くてありえないと思える6つの理由〜こどもも大人も必ず装着を〜」2020年 の記事をご確認ください。
中洲では BBQ やキャンプをしない

川にある中洲(なかす;中州とも書く)とは、上流から運ばれてきた土砂が堆積してできる、川の中にある陸地のことです。
中洲でBBQ(バーベキュー)やキャンプをする方がいるかもしれませんが、これは非常に危険です!
なぜなら、河原などで草が生えていない場所は、増水時に水中に沈む場所だからです。
すなわち、中州でキャンプなどをしている際に増水すると、そこは川の下に沈み、脱出不可能になるということです。
実際に、1999年8月14日、神奈川県にある玄倉川(くろくらがわ)の中洲でキャンプをしていた18名が大雨による増水で流され、13名が亡くなるという事故がありました。
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実際の映像がこちら ↓

流されたら、泳ぐな!
川で流されたときは、必死に泳がないこと!
できるだけリラックスして、肺に空気をためて、浮くようにします。
これは救助される可能性を高めるために、とても大切なことです。
多くの人が、おぼれるとパニックになり、必死にもがいてしまい、体力を消耗します。
これでは、川に流される → パニックになる → おぼれる → もがく(=息を吐くため浮力がなくなる)→ さらに沈む、という最悪の状態に陥ります。
また、救助される際に、投げられたものやロープをつかむ必要があり、そのための体力も残しておくべきです。
だからこそ、流されたときにパニックになり、必死に泳いではいけないのです。
体力を残しておくのが、いかに重要か、以下の動画をご覧ください。
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川に流されてしまったときの対処法がこちら ↓

おぼれている人を助けようと飛び込むな!
おぼれる人を増やさないために、とても重要なことであると同時に、難しいのが、「助けるために飛び込まない」ということ。
我が子が目の前でおぼれたら、我先に飛び込んで助けたくなることでしょう。
しかし、おぼれている人に近寄ることは、とても危険です!
なぜなら、小学校低学年の児童でも、大の大人を道連れにできてしまうから。
おぼれた人は、藁(わら)にもすがる思いで、もがいています。
そこに、人が助けにきたら、手から足まで使って、がっしりと体中にしがみつきます。
想像してみてください・・・
泳ぎたいのに、身体にしがみつかまれているから、腕を使えない。
息をしたいのに、おぼれている人に頭をおさえられて、息ができない。
(おぼれている人は、とりあえず、浮きたい・息を吸いたいので、助けに来た人によじ登ってでも、息を吸おうとします)
そうなると、結果は火を見るより明らか。
両方とも溺死するか、運よく、おぼれた人が助かるかです。
(最高に運が良ければ、両方とも助かります)
なぜ、そんなことが分かるのか?
それは・・・

しがみつかれた、父親は、「離せ―!つかむな!」と必死でした。
しかし、僕も、とにかく浮きたい・息を吸いたい・おぼれたくない、と必死だったので、父の頭から体まで、ずっとがんじがらめでつかんでいました。
そして、父の頭を下に沈めて自分の体をうかし、顔を水中から出して空気を吸うことに必死でした!
(普通なら人の顔を沈めて自分が浮く、なんて事は絶対しませんが、パニックになると思考が停止します・・・)
なんとか、助けてくれたので、大丈夫でしたが、父は「俺も死ぬかと思った!」と言っていました。
これらの経験を通して、おぼれている人を泳いで助けにいくのは、自分もおぼれに行っているようなものだ、と実感しました。
溺れている人は、助けに行く人を沈めて、浮き輪代わりにしようとする、ということを頭に入れておいてください!
万が一の場合は、自ら飛び込んで救助するよりも、より安全に救助できる方法として、水難救助ロープをおすすめします!
溺れた人がいた場合に、川に入ることなくロープが入ったバッグを投げるだけで救助できるため、自分も溺れている人も助かる確率が上がります!
下のリンクから購入できるので、川に行く際は、一家にひとつ、常備しておくと良いと思います。
もしもアフィリエイトで、Amazonと連携ができたら、Pochippを使ってリンクを表示する。
Amazonと楽天はもしも、YahooはValueCommerceから設定する!

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アジア地域のeSIMは、アジアの国で利用可能
何か国も旅行する方にオススメ!
ヨーロッパ、北アメリカ、ラテンアメリカなど多くの地域に対応
さいごに
今回は、【川でおぼれないために絶対知っておくべき6つのこと】と【その他に気を付けるべきこと】について紹介しました。
最後にポイントをまとめます。
まずは、川でおぼれないための掟 6か条!
次は、その他に気をつけるべきこと4つ!
川に行く前に、これらのポイントを頭に入れて、川で実践するようにしてください。
そして、体に染み付くまで繰り返してください!
これらのポイントをおさえるだけで、川での水難事故は減らせると思います。
大切な家族や友人などにも、ぜひこの記事をシェアして、川についての知識を深めていただけるとうれしいです。
おぼれないようにして、川を楽しみましょう!!!

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【本記事で使用している写真】
UnsplashのOpal Pierceが撮影した写真

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